【HSBC香港】口座開設に関する最新情報
日本パスポートでのHSBC口座開設について
6月10日に、日本パスポートでのHSBC口座開設に関して、大きな変更が確認されました。
日本パスポートでは「もう開設できない」という情報がはいりましたが、銀行に調査を行ったところ実際には「完全に不可」というよりも、「開設までのハードルが一気に上がった」という状況です。
HSBC「ONE口座」の開設条件
HSBCの「ONE口座」は、銀行の口座開設システムに対応している15か国のパスポート保持者は、銀行で専用アプリにて申請し、その後、審査を経て開設できる仕組みです。
日本パスポートは、その15か国に含まれていないため、アプリからの申請はできず、セントラル本店またはモンコック支店で、銀行員による手続きが必要です。
その場で口座が開設されるわけではなく、担当部署の審査を経て結果が出ます。審査の過程では、銀行から英語で電話がかかってくるようで、この対応が英語でうまくできないと申請は却下されます。
実際に、話を聞いた銀行員からも「香港に住んでいない日本人が開設するのは、今後はかなり厳しいだろう」とのことでした。英語ができればいいというわけでもなさそうです。
これまでスムーズに開設できたことがラッキーであり、「そのうち口座を作ろう」と後回しにしていた方にとっては、残念なお知らせになってしまいました。
弊社では6月10日以降もサポートを継続しておりましたが、銀行のルール変更に伴い、今後はサポート内容を見直さなければならなくなりました。
プレミア口座は引き続き開設可能
プレミア口座は、引き続き開設サポートが可能です。
プレミア口座は、口座維持手数料の発生しない100万香港ドル(約2000万円)の預入れが必要ですが、海外投資資産を受け取るための口座として、HSBCの口座開設を検討されている方には、プレミア口座での開設をおすすめいたします。
プレミア口座はクレジットカードの発行も可能であり、デビットカードよりもクレジットカードを希望される方にも適しています。
「100万香港ドルは用意できないけれど、海外口座が必要」という方は、HSBC以外の銀行も選択肢に入れてみると良いかもしれません。
今は「とりあえず海外に口座を持ちたい」というよりも、「明確な目的があって開設したい」という方がほとんどだと思います。
まずはお気軽にご相談いただければと思います。