1. 香港ディズニーランド20周年

2005年9月に開業した香港ディズニーランドは、2025年に開園20周年を迎えます。これを記念し、パーク内では特別イベントや限定グッズ販売、ショーのリニューアルなどが予定されています。

2023年11月20日には世界初となった「アレンデール：ワールド・オブ・フローズン」（映画「アナと雪の女王」をテーマにした新エリア）がオープンし、この大型プロジェクトに加え、既存アトラクションのアップデートも進行中。こうした新施設の導入を通じて、地元客や海外からの観光客を惹きつける施策が進行中です。

2. 香港国際空港の拡張と新ターミナル

香港国際空港では、アジアの主要ハブ空港としての地位を強化するため、第三滑走路を含む「三跑道システム（Three-Runway System）」の建設が進められています。すでに第三滑走路の一部運用が始まり、ターミナル2の拡張や連絡設備の工事も段階的に進行中です。これにより旅客・貨物の処理能力が大幅に向上し、ビジネス・観光の利便性がいっそう高まる見通しです。

また、空港島周辺では、「SKYCITY」と呼ばれる大型開発計画や北大嶼山（ランタオ島）への都市拡張構想が話題を集めています。住宅・商業施設・交通網の整備が進むことで、香港全体の経済活性化に寄与すると期待されています。

3. 香港の予算案と財政健全化

最新の香港政府予算案では、コロナ禍からの回復を最優先としつつ、歳出の効率化や財政赤字の削減に注力する姿勢が明確に打ち出されています。一方で、AIやバイオテクノロジーなどの先端分野を「中核産業」と位置づけ、研究開発や人材育成への積極投資を行う方針です。

さらに、海外企業や投資家を誘致するための優遇施策も拡充されており、金融・テクノロジー分野を中心に国際都市としての競争力を強化する狙いがうかがえます。これらの取り組みと、観光再生やインフラ整備の進行が組み合わさることで、香港が再び経済的活力を取り戻す可能性が高いと見られています。

4. 香港株式市場は昨年に底打ち、そして上昇トレンドへ？

香港株式市場（ハンセン指数）は、世界経済の不確実性や中国経済への懸念を背景に長らく割安な水準で推移していましたが、最近は投資家の信頼が徐々に回復し、株価にもそれが反映されつつあるようです。