香港の年央人口7,527,500人

香港政府統計処の8月14日の発表によれば、2025年年央の香港の推計人口は7,527,500人であり、2024年年央と比較してほぼ横ばいの水準です。

この1年間で香港への純流入は18,200人に達しました。出生数は35,200人、死亡数は50,000人だったため、自然減少は14,800人となっています。
自然減少の傾向を香港政府の「人材誘致」や「労働力輸入」の取り組みにより、中国本土や世界各地からの移住で補い、安定した人口維持が実現されている状況です。

今後も人口の安定維持には、多様なバックグラウンドを持つ人材の受け入れが鍵となります。特に若年層や専門職に焦点を当てた支援策は労働市場の活力を維持するうえで重要です。

また、定住化支援や教育・福祉面での充実が、長期的に社会の持続可能性を支える基盤となるでしょう。移民・労働政策だけでなく、出生率の改善や高齢者支援策にも視野を広げた総合的な施策展開が求められます。これらが連携することで、将来的な人口構造の健全化と都市としての競争力維持につながると期待されます。
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タオバオ香港、送料無料戦略を強化

中国最大級のECサイト「淘寶（タオバオ）」は、8月12日から「一件包郵」のサービスを開始しました。近年EC市場での競争が激化する中、競合他社の同様のサービスに対抗したものです。

従来は「99人民元以上の購入で香港への送料無料」というサービスがありましたが、今回からはその条件が撤廃され、1点からでも香港への送料が無料となります。現時点では、このサービスは9月11日までの期間限定とされています。

この新サービスにより、消費者はまとめ買いをしなくても、少額の単品を気軽に購入できるようになりました。価格の安さに加え、「すぐに試せる利便性」が購買意欲を後押ししています。

ただし、配送は受取拠点までで、自宅配送には別途運送費が必要です。また、中国国内の配送費用が別途かかる商品もあるため、注文時には注意が必要です。また、全ての商品が対象ではないため、購入前に商品ページをよく確認することが重要です。

香港の消費者にとっては、日用品や小物を気軽に購入できる点が大きな魅力です。従来の「まとめ買い」を前提とした購買スタイルから、必要なときに必要な分だけ注文できる新しい選択肢が広がり、生活の柔軟性や利便性を高めるサービスとして受け止められています。

劇場版『鬼滅の刃 無限城編』第一章、香港に上陸

8月14日、ついに香港で劇場版『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』が公開されました。
香港でも早くから大きな話題を呼んでおり、三部作の最初の一撃にふさわしい注目作となっています。

公開初日の興行収入は、複数の報道で約730万香港ドル（約1億3,800万円）と伝えられ、香港では2025年の初日興行収入の1位となりました。これは、2025年2月に記録された中国アニメ『哪吒之魔童鬧海（ナタ2）』の667万ドル（約1億2,600万円）の記録を更新し、今季のアニメ最高スタートとなっています。また、2015年の『STAND BY ME ドラえもん』が樹立した日本アニメの初日興行収入記録331万香港ドル（約6,250万円）を大きく上回っています。

さらに、中国本土での公開が未定であることから、「香港まで観に行くしかない」と中国でも話題になっています。