香港法人・オフショア法人口座の厳格化について
こんにちは、ポールスタースタッフでございます。
メルマガでも少し早くお伝えさせて頂きましたが、法人口座について少し書いてみたいと思います。
NNAさんの話によると、重要なことが書かれていますね。
皆さんもご存じの「HSBC」が香港で法人の口座開設の審査を厳格化させているようです。
直近数カ月は、2分の1の確率で申請が却下されたとの情報があります。
却下の対象は、ベンチャー企業と外資系企業に集中しているとのことですね~。
2016年6月27 日付蘋果日報(りんご日報)が伝えました。
香港金融管理局(HKMA)の陳徳霖(ノーマン・チャン)総裁が立法会で、この状況ついて意見を述べました。
「世界の銀行がマネーロンダリング対策に積極的となる中で、香港の一部大手銀行もその本部の方針に合わせて、
口座開設審査を厳格化させている」と述べられています。
総裁の発言は、「HSBC銀行やスタンダード・チャータード銀行などのイギリス系の銀行を示したものだ」と
市場では噂となっていますね。
HSBC銀行の広報担当は、「中小企業の口座開設が以前より厳しくなっていることは否定できない」とコメント。
そりゃそうでしょうね、それくらいしか内部事情をメディアには伝えられないでしょうね。
ただし、毎月100 社を超える法人に対して新規口座を開設している点を強く強調し、
「ビジネス界に良質なサービスを提供し、顧客の需要を満たすことには常に力を入れている」と説明されています。
HSBC銀行がリスク回避に動いていることに銀行関係者は理解を示し、
「HSBC銀行は近年、英米当局が金融機関のリスク調査に乗り出す際の矢面に立たされているため、
顧客の選定に慎重になるのは当然だ」と話しています。
まあ、そうですよね。言っていることはごもっともですね。
ただHKMAの阮国恒(アーサー・ユエン)副総裁は、今月、口座の開設難に言及し、外資系企業の香港進出や
香港での起業に影響すると懸念を表明。銀行に対しては口座開設に柔軟な対応を求めており、状況が改善に向かう可能性もあるようです。
一方では、中銀香港など中国本土に親会社を持つ銀行では、企業の口座開設が高い水準でできているとのことです。
法人口座を開設するには、ちゃんと実態があることと、英語力、どうしても法人設立が必要であることを銀行へ伝えなければなりませんね。
法人を作ること自体はまだできますが、
法人口座は、法人を設立することよりも難しくなっています。
自分自身にも海外の法人口座を作れるかどうかをご相談頂ければと思います。
弊社では、法人・個人を問わず口座開設サポート・法人設立サポート・資産運用のコンサルタントまで
幅広いサポートをさせて頂いております。
まずはWEBページをご覧ください。
そして、いつでもご相談頂ければ幸いです。
2016年7月4日