経済自由度数、香港が20年連続世界一
香港島の高層ビル群。右に見えるビルはIFC(国際金融センター)です。
本日ブログ担当のヒロです。街は年末(旧正月)で赤一色です。
昨年、香港に進出した日系企業が国別ので1位になるなど香港の注目度は何となく高まっているようにも感じます。
香港経済新聞さんより、経済自由度数のランキングの記事をご紹介します。
アメリカのシンクタンク「ヘリテージ財団」と「ウォールストリート・ジャーナル」が今年の
1月14日に発表した「2014年経済自由度指数(Index of Economic Freedom)」で、
香港がなんと20年連続で世界一となりました。
2位 シンガポール、
3位 オーストラリア、
4位 スイス、
5位 ニュージーランド、
6位 カナダ、
7位 チリ、
8位 モーリシャス、
9位 アイルランド、
10位 デンマーク
1995年から始められたこの調査は世界178の国と地域が対象で、10項目で「経済自由度」を
算出する。指数は100点満点で採点方法を採用し、世界平均は60.3点だそうです。
香港の強さはどこにあるのか…その結果を見てみると…
ビジネスの自由度(Business Freedom)=98.9点
貿易の自由度(Trade Freedom)=90.0点
財政の自由度(Fiscal freedom)=93.0点
政府支出(Government Spending)=89.7点、
通貨の自由度(Monetary Freedom)=82.0点
投資の自由度(Investment Freedom)=90.0点、
金融の自由度(Financial Freedom)=90.0点
財産権の確保(Property Rights)=90.0点、
汚職の少なさ(Freedom from Corruption)=82.3点
労働の自由度(Labor Freedom)=95.5点
とほぼ全領域にわたり高い得点を維持。総得点としては90.1点だったそうで、
この得点は過去20年で2番目の高さだそうです。
日本は25位(前回24位)と178位から見ると上位ですが、点数は72.4点。
項目ごとに比較してみると…
ビジネスの自由度(Business Freedom)=80.0点
貿易の自由度(Trade Freedom)=82.4点
財政の自由度(Fiscal freedom)=69.2点、
政府支出(Government Spending)=47.1点
通貨の自由度(Monetary Freedom)=87.5点
投資の自由度(Investment Freedom)=70.0点、
金融の自由度(Financial Freedom)=50.0点
財産権の確保(Property Rights)=80.0点、
汚職の少なさ(Freedom from Corruption)=77.8点
労働の自由度(Labor Freedom)=79.8点
何だか学生時代のテストの点数を見ているようで、香港と日本を比べると
その点数差は歴然ですね。
東京のわずか半分の面積で人口も700万足らずの香港が、アジア最大の金融都市である理由、
上記の各項目からもおわかりいただけるではないかでしょうか。
そんな市場への調査、視察などのサポートをポールスターではご提供しています。
ご興味のある方は、こちらからお問合せください。
2014年1月20日