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香港、中国と第10回CEPA取り決めを締結


皆さんこんちは、月曜日ブログ担当のヒロです。
9月に入りましたが、香港の長い夏はまだまだ続きます…。

 

香港に進出される企業の方々に聞かれることで多いのがCEPAについてです。
CEPEを日本語に直すと”中国本土・香港経済連携緊密化取決め”という意味
(繁体字:內地與香港關於建立更緊密經貿關係的安排)です。

 

簡単にいうと、香港と中国(本土)政府での自由貿易協定です。
香港と中国の違いについてよく聞かれることですが、香港は中国の一部ですが、国防など一部を除き高度な自治を中国本土とは別に持っている都市です。

 

一国二制度、といわれる所以はここです。
中国に行くには国境を越え税関を通り…というようなまさに我々日本人には別の国、という感覚。

 

香港は経済・貿易政策も基本自由貿易政策をとっています。
そのためほとんど関税などもなく、またアジア一の金融都市として発展をし続けてきました。
700万人しかいない香港に進出するメリットは何なのか…そこでよく出されるのがこのCEPAです。

 

簡単に中身を説明すると、香港で作られたものは関税なしで中国へ輸出可能、かつ食品などの検査なども香港の機関で可能。サービス分野では要件を満たせば、本土進出が容易にできるようになるというような内容の取り決めです。

 

第10回目CPEAの締結が行われたとのニュースをサウスチャイナモーニングポストからです。

 

今回はサービス業の自由化・投資促進するための73の分野を含みます。
サービス業の自由分野野は合計403分野になるそうです。

 

新たに対象となる分野は、法律、銀行、証券、技術検査・分析、印刷、映画、電信、運輸…など
かなり幅広いです。

 

金融部門に関して、香港資本の金融機関が適格(外国人)投資家を申請することも可能となり、中国本土になんとジョイント・ベンチャー型ファンド管理会社を設立することができるようになるそうです。それだけではありません。ジョイント・ベンチャーの株式の50%以上を保有することも可能になるようですよ。

香港資本の金融機関にはジョイント・ベンチャー型証券会社(株式比率も最大51%まで保有可)を上海・広東省・深センに設立可能になります。
中国の一部である香港、こういう利点があったんですね!

 

中国への直接進出を考えられている方、香港経由で進出を考えてみられてはいかがでしょうか?
チャイナリスクの軽減はもちろん、香港はアジア主要各都市へわずか飛行機で5時間圏内。
その圏内には地球上の約半分が住んでいるといわれ、地理的にもアジアの真ん中です。
多くの企業様が香港に進出をされたり、検討されたりしています。

 

香港にお越しになったことがない!という方はぜひ香港に一度足を延ばされてはいかがでしょうか?
東京からわずか飛行機でわずか4時間の距離にある香港の魅力をご理解いただけるサービスを弊社でも実施中です。

 

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2013年9月2日