シンガポールから香港へ移転、シカゴ大学MBA香港に
こんにちは、月曜日担当のヒロです。
スイスの国際経営開発研究所(IMD)による2013年世界競争力ランキングのニュースをご紹介しました。香港は世界で3位という高いランキングでした。今後、さらに香港の人材レベルがまた高くなる可能性のニュースが入ってきました(NNA.ASIAから)。
米シカゴ大学のブースビジネススクールは11日、シンガポール分校を閉鎖し、新たに香港でEMBA(エグゼクティブ経営学修士)課程を開設する計画を明らかにした。12日付香港経済日報が伝えた。
香港移転の決め手となったのは、香港政府がケネディタウンのビクトリアロードにある旧拘置所用地を同校に安価で提供したことだった。同校は2016年までに新校舎を建設する計画だ。それに先立ち、薄扶林のサイバーポートに臨時校舎を確保した上で、来年初めにも学生募集を開始し、同年6月の開講を目指す。コースは1年9カ月で、学費は120万HKドル(約1,500万円)となる。
同校関係者は「香港は国際金融センターであり、中国本土に近いほか、北アジアの中心に位置していることから、日本、韓国、台湾、中国本土などからの学生誘致を図れる」と移転のメリットを説明した。同校は1898年に設立された歴史あるビジネススクールで、現在シカゴ、ロンドン、シンガポールでEMBA課程を開講している。シンガポール分校は在籍生が2年後に卒業した段階で閉鎖される、とのことです。
香港とシンガポールの誘致、香港が今回は優勢にことを運んだようです。ともに旧英国植民地ということで、比較されることも多く、アジア金融センターの地位を争っています。これらの動きも香港・アジアの経済にもかかわってくることなので、目が離せません。
移転先のケネディタウンには、香港の最高学府、アジアでは大学ランクのトップ常連の香港大学のキャンパスもあります。今後、MTR(港鉄)新線の開業でケネディタウンにもMTRが数年以内に通りますので、非常に便利になるかと思います。
世界でも有数の人材の集まる香港への視察・新規法人設立なども当社で承っております。ご興味のある方はお問い合わせください。
2013年7月15日