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第63話 中国HSBCと香港HSBCの違い

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~まぼろしのHSBC口座~

使いこなしサポート

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中国のHBSCと香港のHSBCの違いについて
簡単に知っていただきたいと思います。

■中国HSBCと香港HSBCの違い
■編集後記

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■中国HSBCと香港HSBCの違い
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まず第一に、

「全くのベツモノ」と考えてもらいたい

同じHSBC銀行であることは変わりはない。

しかし、その国や地域の規制により
できること、できないことが大きく変わるのだ。

まず、中国内の銀行口座の魅力は
「人民元建ての定期預金金利」である。

最近は、2%台に下がってきているが
ついこの間までは3%以上があった。

この金利は、人民元建てであれば
香港内でも、「オフショア人民元」として実現は可能だ。

ただし、「人民元建て」のリスクは大きい。

人民元は通貨的に不安定のため、資産として管理するには
リスクが高くおススメはできない。

更に、中国のHSBCをはじめとした中国内の銀行口座の

最大のデメリットは、

「中国外への持ち出し制限がある」

「中国外からの持ち込み制限もある」

ことだ。

外貨を中国内に持ち込むには、US5000ドルまでだ。
それ以上の額を中国内に持ち込むためには、
中国の外貨管理局への許可を受けたうえで、
預金銀行への許可証の取得が必要で、とても面倒である。

香港には、そんな規制はまったくない。

更に、人民元の持ち込み、持ち出しも2万元までに制限されている。

そのまた更に、個人での人民元為替金額にも制限があり、
年間で、5万USドルを超えることはできないとされている。

なんとも不便だ。

中国のHSBC銀行でのトラブルがあった場合、
香港のように融通のきくようなことはまずないであろう。
トラブルがあった場合は、中国内へ行って解決するしかないが
1日で解決できない場合も容易に想像がつく。

だからこそ、香港での口座開設は必須だ。

これから益々、中国からお金が出ていかないように
あの手この手で規制がかかることであろう。

香港はその辺がどこよりも緩く、
フリーポートと呼ばれている。

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■編集後記
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第六十三号までお読みいただきありがとうございます。
中国のHSBCと、香港のHSBCでは
比べ物にならないほど使い勝手が違います。

一緒ではないことはご理解くださいませ。
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メールマガジン「香港HSBC口座の全て」

2016年2月29日