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今月の気になる香港経済ニュース【5月】

徐々にコロナ規制緩和へ


5月に入り、コロナ規制が緩和されました。

5月5日より、プール、ビーチ、水上楽園、水上運動センター再開、屋外運動施設での運動時はマスク着用不要、レストランでの1テーブルの人数制限は8人までに。

5月19日より、バー、パブ、サウナ、ナイトクラブ、マージャン店、カラオケ店、クルーズ船など営業再開(バーとパブは深夜2時までの営業で、1テーブル4人まで)、屋内施設やジムでの運動時にマスク着用不要、レストランの店内飲食が深夜12時まで営業可に。

公共の場所や交通機関でのマスク着用義務やワクチンパスなど規制は継続しており、あるレストランでは、1人の客がワクチンパスを登録しておらず、14日間の夜の営業停止(ランチ営業は1テーブル2人まで)となりました。

至る所にQRコードが貼られているため、スキャン必須としなくて良い所の区別がなかなかわかりづらくなっています。

必須の場所も、つい忘れてしまうことも。
そんな時にチェックされてしまうと、高額の罰金が科せられます。

また、6月30により実施予定だったワクチンパス第3段階は、5月31日開始に変更しており、ワクチンを2度接種済みで2回目の接種から6か月以上過ぎている場合は、3回目を接種するまで、レストラン内での飲食も出来ないということに。

外出時に面倒ですが、街に人出は多く、レストランも予約が取りづらい状況になっています。
6月には第6波がくるという予測もあり、引き続き注意が必要です。

2月~4月の失業率5.4%に悪化、失業者は20万人超え

香港政府統計処が5月19日に発表した最新労働人口統計数によると香港の2022年2月~4月の失業率は、同年1月~3月の5.0%から上昇し、5.4%でした(季節調整済)。

1月~3月と比較して、ほぼ全ての主要な業界の失業率が上昇しており、住宅内装・修理、メンテナンス、小売り、ホテル、飲食業が特に悪化しています。

総就業者数は3,559,200人(1月~3月から約51,300減)、総労働人口は3,765,300人(約33,700減)、失業者数は206,100人(約17,600人増)となりました。

労工・福利局局長の羅致光氏によると「労働市場は今後数か月で改善するだろう。コロナ感染者減少とソーシャルディスタンスの規制緩和、電子消費券が、就業の助けになる。また政府が進めている様々な救済措置が経済の雰囲気改善の助けになり、企業と従業員の就業の支援となる。」とのことです。

消費と旅行関連の業界(小売・ホテル、飲食)の合計失業率は1.1%上昇し10%でした。その中でも飲食業は1.9%上昇の12.9%でした。

コロナ規制で、観光客がいなくなり、店内飲食時間の制限により、多くのレストランが閉店しました。香港は賃貸料と人件費が高いため、短期間でも売上が無いと、大ダメージを受けてしまいます。
しかし、コロナが終息し、観光客が戻ってきたら、新しいレストランが続々と開業することでしょう。

香港公務員の給与、大幅アップか

2022年薪酬趨勢調查報告が発表されました。

この調査は、前年4月2日から今年4月1日までの期間の民間企業111社128,929人の給与動向が反映されています。
この指数と他の要因(香港経済状況、政府の財務状況、生活費用の変動、団体からの給与調整の要求、公務員の士気など)を考慮して、2022年-2023年の公務員給与調整が政府で決定されます。

低層(月給24,070香港ドル/約39万円以下) 
基本給指数2.78% +賞与指数0.42%=合計指数3.2%

中層(月給24,070香港ドル/約39万円~73,775香港ドル/約120万円) 
基本給指数4.06% +賞与指数1.52%=合計指数5.58%

上層(月給73,775香港ドル/約120万円~150,915香港ドル/約244万円) 
基本給指数4.53% +賞与指数3.77%=合計指数8.30%

香港の景気が良い時でも、上層で5%程度でしたので、今回の数字はかなり驚きなのですが、ここ2年間昇給がなく、海外への移民など、退職した人も多く、コロナ禍で経済は低迷していますが、新たに入職する人を増やし、退職を防ぐためには、民間企業の指数は参考にする必要があるようです。

2023年香港祝日発表


5月13日に2023年の公休日が発表されました。

年17日間の祝日が発表されると、何日有給を取れば、何連休になるという攻略法がニュースサイトに掲載されます。香港人は大の旅行好きですので、発表されるとどこに行くか旅行の計画を立てます。現在は、香港入境時の7日間の隔離があるため、旅行しない人が多いですが、隔離規制が撤廃されると、多くの人が旅行に行くことでしょう。

2023年の旧正月は、1月22日(日)が元旦となります。
香港旅行の計画を立てる時は、香港のカレンダーチェックをお忘れなく。

香港祝日カレンダー

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