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今月の気になる香港経済ニュース【3月】

国際金融センター指数、香港第3位維持

イギリスのシンクタンクZ/Yenグループと中国総合開発研究院が3月24日に発表した『国際金融センター指数(GFCI 31)』で香港は、前回同様第3位という結果でした。

この指数は、金融センターとしての国際的競争力を示しており、2007年から毎年3月と9月に発表されます。

香港は3位で、アジアではトップとなり、色々と言われていますが、世界の金融センターとして地位はまだまだ不動のもののようです。

初の緊急アラート発動


3月9日の18時ごろ、突然スマートフォンから警告音が!

クイーン・エリザベス病院がコロナ感染者専用の病院になるので、非感染者は他の病院に行くようにという通知でした。

2020年に1.5億香港ドル(約24億円)かけて作った緊急警告システムが、初めて使われました。事前通告が無かったため、空襲や地震なのかと市民にかなりの衝撃を与えました。

ロックダウン警戒で、スーパーなどでの買占め発生


ロックダウン警戒で、スーパーなどでの買占め発生

一時期、ロックダウンの噂が現実味を帯び始め、スーパーでの、食品や日用品の買い占めがありました。野菜、肉、卵、パン、ラーメン、レトルト食品、冷凍食品などの品切れが続き、入荷があるスーパーでは長蛇の列となっていました。

街では簡易検査キットが売れており、パナドールなどの解熱剤は在庫切れとなりました。

3月5日にスーパーに行ったところ、売っている卵は、1パック約70香港ドル(約1100円)の日本産卵のみでした。それでも2パック買っている人を2人も見ました。値上がっているというより、高級卵だけが売れ残っていた状況だと思います。その後、別のスーパーに行ったところ、1パック約24ドル(約380円)の日本産卵を発見。店とタイミングによっては、普通に買えるようで、安心しました。

その他、コロナ関連では、

・下旬になってから、感染者数が急増したため、3月中に予定されていた全住民検査は、適した時期では無いとのことで延期となりました。

・9か国からの旅客機の乗り入れ禁止は4月1日から解除となり、ワクチンを接種済みの香港居民は香港に入境が可能になります。
入境者は、フライトの48時間前に検査と7泊以上の検疫ホテルの予約が必要で、香港到着後14日間検疫となります。毎日検査を行い、7日目まで陰性であれば、隔離が7日間に短縮されます。

・先月お伝えした6月末開始のワクチンパス最終段階は、5月31日開始に繰り上げとなりました。
4月20日から段階的に規制緩和となる予定ですが、そうなると6月に第6波がくるという予測もあり、どうなるか先が見えない状況です。

3月1日より携帯電話SIMカード実名登録制度スタート


香港の携帯電話は、SIMフリーです。
新しい機種を買った時や携帯キャリアを変更した時は、SIMカードを入れ替えて使います。

携帯キャリアで月額プランを契約し、使用している人が多いですが、プリペイド式SIMカードを使用している人も多くいます。

香港へのビジネス出張者や観光客も利用している人が多くいます。
チャージすれば、同じ番号を使い続けることができるため、香港へ頻繁に来る人に便利ですよね。

プリペイド式SIMカードは、コンビニなどでも、身分証の提示無しに誰でも買えたため、匿名で携帯電話が使用が可能でした。そのため、犯罪で使わることも少なくないため、3月1日よりSIMカード実名登録制が開始しました。

新しいSIMカードまたは新しい月額プランの登録は、個人情報を登録後に使用可能になります。また、現在有効のプリペイド式SIMカード利用者の登録も開始しました。

2023年2月23日までに利用している携帯キャリアに行って登録をしなければならず、未登録の場合は、翌日2月24日に使用不可となります。

登録される情報は、名前、生年月日、身分証番号、身分証のコピーとなります。
現在、月額プランで契約している人は、既に個人情報が登録されているため、対応は不要です。

プリペイド式SIMカードを利用している人は、来年2月23日までに香港に来て、キャリアで登録する必要がありますので、注意してくださいね。

香港の女性の5割近くは自信が無い?


3月8日は国際女性デーですね。

香港のドラッグストア屈臣氏の『亞洲女性自信心調查』によると、6つのアジア市場で、香港の女性が一番自信が無いという結果が出たそうです。香港、タイ、シンガポール、フィリピン、インドネシア、中国での調査で、3100名以上の20歳~29歳の女性が対象で、5割近くの女性が自信が無いという結果で、香港がワースト1位でした。現在の仕事の発展に不満があり、7割以上が家庭と仕事の両立は難しいと感じているようです。

反対に考えると5割以上は自信があるという結果ですので、20代という若い女性の調査と考えると悪い結果でもないような気もします。

香港は女性が働きやすい環境となっています。
現在の香港の行政長官も女性ですし、HSBC香港のCEOも女性です。

結婚、出産後も住み込みのヘルパーを雇い、仕事を続ける女性は多くいます。不動産が高い香港では、仕事を辞めたくも辞められない状況ということもあります。
香港は表面上は男女平等社会です。

職種によりますが、男性経営者は、女性従業員の方を多く雇う傾向があります。男性は、仕事のノウハウを覚えて、客を自分のものにし、独立して自分の会社を作り、成功して金持ちになろうという考えを持つ人が多くいるためです。そうやって経営者となった男性は、自分と同じ考えをもった男性を雇うことを嫌がります。比較的に女性は、安定して給料がもらえる仕事があればそれで満足という考えの人が多くいます。そのため、特にオフィスワークでは、女性の雇用が多くなっています。

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