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今月の気になる香港経済ニュース【1月】


香港では、航空会社の従業員の規則違反によるコロナウィルス感染が香港内で広がり、厳しい防疫対策が行われています。今月はコロナ関連のニュースをお伝えします。

WFH拡大中

WFHという言葉をよく目にするようになりました。

Work From Home、在宅勤務のことです。現在、在宅勤務が可能な公務員は在宅勤務を行っており、政府は、民間へも可能な場合、在宅勤務をするよう呼び掛けています。民間企業でも、感染者が出て業務が滞るのを防ぐために、在宅勤務や、出勤と在宅と2チームに分かれ、勤務外の時間も別チームと会わないよう指示するなど、対策をとっています。

政府が在宅勤務を開始すると、民間も政府に合わせて在宅勤務が多くなるため、通勤時の電車の乗客がかなり少なくなり、街を歩いている人も減り、防疫対策に効果があるようです。

また、公務員は、2月16日までにコロナワクチンを少なくとも1回は接種するよう義務付けられました。特別な理由なく、ワクチン未接種の場合は、欠勤となり、処分の対象となります。

ワクチン接種が5歳以上に引き下げ、中学も休校に

小学校、幼稚園は、1月14日から旧正月明けの2月7日まで、休校となっています。学校内での感染が出てきたことから、中学校(日本の高校も、香港では中学)も1月24日までに同様に対面の授業を停止すると発表されました。中6(高校3年)のみ、最長半日まで、必要な学習や試験評価に学校に来ることができます。

5歳から11歳もコロナワクチンの接種が1月21日より可能となりました。
学校では濃厚接触となる可能性が高く、生徒から家族への感染リスクが高いため、ワクチンを接種するまで登校するべきではないという意見も出てきています。

子供用のワクチンは、成人の場合の三分の一の量で、中和抗体は12ヵ月保ち、成人と比べ2倍の期間のため、1回の接種で十分のようですが、副作用を心配している親は多いようです。

再度規制強化、18時以降店内飲食禁止に

感染者とは別のテーブルの客も感染したり、レストランでのパーティーで感染が広がるなど、レストランでの感染が広がり、1月4日から2月3日まで、レストラン内での飲食は18時までとなっています。

年末はレストランでの宴会などが多いですが、全てキャンセルとなり、今月のレストランの売り上げは4割までダウンしています。旧正月は、香港では利是(お年玉)を配りますが、常連であれば、レストランの店員にも配りますので、旧正月時期にレストランが18時までとなると、従業員が貰えるお年玉が激減することにもなります。

大型マンション群での大規模クラスターが発生し、内3棟が、5日間の封鎖による強制検査の対象となるなど、旧正月前の年末の時期に感染者数も増え、強制検査数も大幅に増えています。

オミクロンやデルタの香港内感染が広がっている中、2月3日までの防疫規制は延長する可能性が高くなっています。2月1日から3日は、旧正月で祝日となっています。政府は、家族での集まりも含め、この期間のパーティーなどは控えるよう呼び掛けています。

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2022年1月26日