世界経済の見通し、香港経済は?(IMF資料より)
消費税も上がり、景気についての不安要素が拡大しているようですが、IMFから2014年4月の世界経済予測が発表になりました。
過去数年は日本は先進国の中のお荷物扱いをされ、非常に悪い立場に置かれていましたが、ここ最近の目覚ましい動きで何とかその場を脱出。
しかし、消費税の増税で、2014年の成長率予測は1.4%、2015年は1.0%と確実にトーンダウン。
アジア地域ではどうか、というとやはり中国を先頭に、成長率は平均5.2%→5.5%(2014年)と伸びる傾向にあるようです。
気になるところで取り上げられていますが、地政学的リスクとして、クリミア情勢が挙げられています。
また、日本のアベノミクスについても構造改革を早期に、と念をしっかりと押されています。
さて、香港はどうか、といいますと2014年の香港の経済成長率を3.75%と予想。世界経済の回復に伴い、2013年の2.9%から加速とのこと。
リスクは何か、というと香港の商業銀行による中国本土向け融資の急速な増加と住宅価格の調整だそうです。
融資では、本土と香港の経済面での融合が深化するに伴い、域内の市中銀行による本土企業(金融機関を除く)への融資は2013年末時点で3兆6020億HKドル(約47兆円)と、同年6月末比で12.7%増加。総資産の19%を占める規模に拡大だそうです。ただし、香港の銀行は万が一の時のストレスには耐えうるとの指摘。日本の銀行と比べ、やはりタフなのではと思います。世界で通用する銀行が多数ありますので、ぜひ世界で通用する銀行口座にご興味のある方は、香港での口座開設がお薦めです。口座開設ご希望の方はポールスターまで。
不動産価格の調整について、指摘されましたが、香港政府はしばらくまだ価格をさげるつもりでいるようです。無秩序、というか書面の上だけではそうかもしれませんが、住んでいる者にしたらまったく手の出ない不動産物件ばっかりあっても、あまり意味がない、というところでしょうか。
2014年4月14日