香港での日本の人気について
香港でも大人気のドラえもん、圧倒的な知名度です。
本日のブログ担当のヒロです。
少し寒くなってきたと思えば、今日は24度まで気温があがっている香港。
香港の気になる情報をお知らせしたいと思います。
多くの香港の人々は日本が大好きな点は以前からご説明をさせていただいていたかと思います。
円安進行中、ということで、現在1香港ドル=13.3円、少し前までは1香港ドル=10円だったので、
30%以上の変動です。香港の皆さんにしてみたら、すべての日本の商品が30%引きとなれば、
多少のセールスという感じでしょうか。だったら日本に行くべし、ということで日本のLCCもかなり
増えたことも大いに影響しており英字新聞Standardの情報だとクリスマス休暇前後の日本行のツアー
は90%以上予約が入っているようです。香港人10人に一人は日本に訪問するという数ですから
ものすごい人が今年日本を訪問してくれています。
なぜここまで日本が人気なのか、というとここには諸説ありますが、1970年代以降、日本の
大手デパートが香港に進出し、日本製品も大量に香港に入ってきました。それと同時に、テレビ
ドラマなども日本のドラマ、アニメが大ブレーク。日本人以上に日本のアニメ好きな人たちも
生まれ、日常的に日本と接する機会が他の国に比べかなり多くなったことなどが多いといわれて
います。高品質な商品へのあこがれもあったかと思いますが、品質も高く壊れにくい、という
意見も多く日本製品が数多くあふれる都市となりました。
やはり気になる反日の影響ですが、香港にはそこまでの問題は起こっていませんが、尖閣諸島の
問題に関して、日本政府に対する反感が非常に高くなっています。
先月行われた香港大学の調査で、香港の市民1000人以上を対象に調査、日本人に否定的な感情を
持っていると答えた人はわずか14.9%で、中国の本土の人たちへの反発は31.9%とその数は倍。
かなりの本土への反発を感じている香港人は多いようです。
ちなみに日本政府への反発は過去最高の63%という結果でした。
(AP通信:香港市民は本土の中国人に「否定的感情」 調査結果)
日本好きな人が多い人の理由、最近思うところですがやはり実際の日本を見ている人たちの数が
非常に多いところではないか、と思います。年に数回日本に行く強者もかなり多く、最新の
お店なんかは、、教えてもらったり…。
中国本土進出のリスクが叫ばれていますが、香港経由で進出されるとCEPAという優遇措置もあり、
リスク軽減にもなりえます。日本からの進出企業が最高を記録している香港、中国進出の足掛かり
として香港を利用してみる、ということや、また中国に向けたマーケティングにも使えるという
点で考えてみてもおもしろいのではないでしょうか?
各種視察ツアーをはじめ進出のご相談などある方はこちらまで。
2013年12月9日