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国際競争力ランキング 香港 2ランクアップ

World Economic Forum(世界経済フォーラム WEF)が2013-2014年度の世界競争力ランキングを発表しました。。国際競争力レポートの競争力ランキングは、世界経済フォーラムが 2004 年に導入した、国際競争力指数(GCI)に基づいています。

 

これは、競争力を一国の生産力のレベルを決定する諸制度、政策、諸要因の組合せであると定義し、GCI スコアは国の競争力の包括的な 12 の分類 – 競争力の柱 – についての公表されているデータと各国データを基に算出されます。この 12 の柱は次の通りです:制度、インフラストラクチュア、マクロ経済環境、健康および初等教育、高等教育および職業訓練、市場の効率性、雇用市場の効率性、金融市場の成熟、テクノロジーの応用力、市場の規模、ビジネスの成熟度、イノベーション力で比較されます。

 

9月4日に発表されたレポートですが、トップ10にはアジアからはシンガポールが2位に、香港が7位、そして日本が9位にランキングです。昨年からは香港と日本は2ランクアップです。

 

アジアの開発途上国の中では、マレーシア(24位)が最高位です。29位の中国は、四大新興市場の中では、他を大きく引き離しており、南アフリカ共和国(53位)、ブラジル(56位)、インド(60位)、ロシア(64位)より先行しています。中国とインドとの順位の差は、2006年には8ランクでしたが、現在は31と開いています。インドネシアは12ランク上げて38位に上昇し、G20諸国において2006年以来最も進展しています。ブータン(109位)、ラオス(81位)、ミャンマー(139位)は、今回初めて国際競争力指数に含まれました。

 

その他、上位の国々ですが、スイス、シンガポールに次いで、フィンランドが3位にランクイン。
ドイツ(4位)は2ランク上げ、ここ4年間下降傾向にあった米国は5位とランクを2つ上げています。
スウェーデン(6位)、オランダ(8位)、英国(10位)はいずれも順位を落としています。

 

米国は、市場に革新的な製品やサービスを提供し、世界のリーダー的地位を保っています。米国の順位が上がったのは、公的機関への信頼が増すとともに、国内の金融市場に改善が見られることが原因となっています。それでも、マクロ経済の安定性に関しては依然として重大な問題を抱えておりランク上昇の妨げとなっています。

 

世界経済フォーラムの創設者兼会長であるクラウス・シュワブ氏は「イノベーションは、その国が将来の繁栄を築き上げる能力という観点から、より重要なものとなります。私は、『先進国』と『発展途上国』とを区別する従来の方法は次第に姿を消していき、その代わりに『イノベーション先進国』か、それとも『イノベーション貧困国』か、という見方が主流になっていくだろうと思っています。したがって、ビジネス、政府、市民社会のリーダーたちが、イノベーションを推進することを目的として、教育システムを創出し、そのような環境を実現するために協働していくことが重要です」とのことです。

 

様々な指標が用いられていますが、イノベーションというのがキーワードになりそうですね。

 

日本も香港も、そしてシンガポールも資源は”人材”のみという似たような経済構造です。

 

ある種似たような環境でもあり、人材の育成という点においては、日本も小学生から英語教育がスタートし、国際的に活躍できる人材育成に関して、ますます難しさが増していくような気がします。

 

国際的にも優れた人材が集まることで有名な香港、アジアの拠点として活用されるのもよいのではないでしょうか?ご相談、随時受付ております。くわしくは弊社まで

 

(出所:世界経済フォーラムWEB)

2013年9月16日