2022年世界競争力ランキングで香港5位

6月15日にIMD（国際経営開発研究所）が発表した2022年世界競争力ランキングで香港は昨年の7位から5位にランクアップしました。

世界競争力ランキング1位～10位

このランキングは、経済パフォーマンス、ビジネス効率性、インフラ、政府効率性の4つのカテゴリー、334の指標から算出されています。

カテゴリー別でみると、香港は、経済パフォーマンス15位（昨年30位）、ビジネス効率性7位（同3位）、インフラ14位（同16位）、政府効率性2位（同1位）となり、経済パフォーマンスの30位から15位へのランクアップにより、全体のランクアップとなりました。
指標では、「ビジネス法制」が1位、「税制」「公共財政」が2位、「国際投資」が3位と高順位で、「物価」が63位の最下位という結果でした。

日本は34位（昨年31位）で、経済パフォーマンス20位（昨年12位）、ビジネス効率性51位（同48位）、インフラ22位（同22位）、政府効率性39位（同41位）という結果でした。指標では「雇用」が2位と高順位でしたが、「物価」が60位、「公共財政」が62位、「経営手法」は63位の最下位でした。

各地域の問題が浮き彫りになっている結果となっています。

＜参考サイト＞ IMD 2022年世界競争力ランキング

第二弾、電子消費券5000ドルの配布日確定

今年度の1万ドル（約17万円）の電子マネー配布の、第二弾5000ドル（約85,000円）の配布が8月7日開始と香港政府より発表されました。

今回から「AlipayHK」「Tap ＆ Go」「WeChat Pay HK」「Octopus」に加え、「BoC Pay」「PayMe from HSBC」も受取りが可能になりました。

Octopus以外は、8月7日に2000香港ドル、10月1日に3000ドル給付、2023年2月28日が使用期限になります。

Octopusは8月7日に2000香港ドル、10月1日に2000香港ドル、計4000ドルを消費すると早くて12月16日に残1000香港ドルが給付されます。1000香港ドルの消費期限はありませんが、2023年3月31日までに4000香港ドルを消費しない場合は、残1000香港ドルの給付は無くなります。

HSBCでは「PayMe from HSBC」で電子消費券を受け取った人の中から抽選で1名にテスラModel 3が当たるというキャンペーンを行っています。

今回から、2019年6月18日から2022年6月12日の間、香港におらず、香港から永久に離れることを理由にMPF（強制積立年金）の受領や、香港に戻る予定が無いと判断できる証拠が有る場合は、電子消費券を受け取れないことになりました。

今年も緑色の爆弾が届きました

6月1日に税務局より約247万の個人所得税申告書が発送されました。

緑色の封筒に入っているため、『綠色炸彈』（緑色の爆弾）と呼ばれています。
1ヶ月以内に申告する必要があるため、7月1日までに返送が必要です（オンラインは、2ヶ月以内の申告）。

2021/22年度は、給与及び個人所得税は10,000香港ドル（約17万円）の特別控除があります。

香港政府発表の財政予算案で、2022/23年度から給与及び個人所得税に上限10万香港ドル（約170万円）の住宅家賃控除の条例案が提出されており、条例はまだ制定されていませんが、申告書に、2022/23年度の家賃を記入する項目が増えています。

条例が制定されると、不動産を持っておらず、高い家賃を払っている納税者に大きなメリットとなります。

ジャンボレストランが香港外へ移動

昔は香港と言えば、水上レストランの「ジャンボ」でした。
香港ツアーの定番でしたが、ツアーで行った人は、美味しくないという感想を持っている人が多かったのですが、ツアーではなく普通に食べに行けば、大変美味しかったですよ。

数えきれないほど行ったことがありますが、香港に住んでいても、香港旅行の気分になれる、そんな観光レストランでした。

そんなジャンボレストランが6月14日に香港を去りました。
行先は明らかにされていません。

その後のニュースで、南シナ海に沈没したことが6月20日に運営会社から発表されました。

ジャンボレストランの横にある太白レストランは生き残る可能性が出てきたようです。