第三回:無料で保険に入れる②
前稿のおさらいですが、保険を無料で入るには「保険会社の運用」が重要です。
具体的な例をみて、どういう仕組みなのか理解してみましょう。
保険料を毎年、仮に60万円(月額では5万円)掛けるとしましょう。
5年払い(5年間、5回支払う)とすると、合計の支払額は、300万円。
魔法の保険を使うと(実は魔法でもなんでもないですが)、
12年後に保険を解約しても、支払った300万円どころか、340万円戻ってきます。
つまり、12年間無料で保険に加入できて、保険料がすべて戻ってくるというわけです。
これで、保険料は実質無料(=保障がタダ)となります。
但し、実はそれだけではなく、もっと素晴らしいことがあります。
これを20年後(55歳)に解約すれば、いくらになるでしょうか?
630万円です。
これはどういうことかというと、保険会社の運用が良いために、
解約する際に戻ってくる金額(解約返戻金)が、ずっと増えていく仕組みで、
12年経てば支払った保険料と同額程度になり、その後もどんどん増え続けていきます。
最近では定年が伸びて、65歳といわれていますので、
65歳でみると、解約返戻金は1,100万円にもなります。
保険掛け金で考えると360%資産が増える計算となります。
よって、使い方としては、、、
35歳〜60歳までは家族への生活保障としての保険
60歳以降は、自分への年金
50歳すぎでも、解約返戻金は1.5倍ぐらいになりますから、
家族への保障を重視していなくても、資産運用として捉えて、
自分の好きなことに使うということもできます。
このように考えると、一般的な保険として見なくても、
長期的に安全な資産を築くための方法として保険商品を活用することができますので、
無料で保険に入れる以上の価値があるかと思います。
また、
第一回の賢い保険の選択法を振り返る場合はこちら。
第二回の無料で保険に入れるを振り返る場合はこちら。
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2017年4月28日