今月の気になる香港経済ニュース【10月】


 


 

香港の2021年度平均昇給率は実質-0.4%

 
「香港人力資源管理學會」が10月18日に発表した2021年度の年収調査では、2021年度の平均昇給率は1.0%で、去年の1.4%よりダウンしたとのことです。
今年1月から8月の平均インフレ率は1.4%のため、実質はー0.4%ということになり、ここ10年で初のマイナスになります。
 
 
中型企業(従業員数500~1000):2.8%
小型企業(500未満):1.4%
大型企業(1000超え):0.7%
大企業がコロナの影響を一番受けているようです。
 
 
来年度の予測は3.0%とのことで、2年近くのコロナによる経済低迷の状況により、多くの企業が経営困難に陥っていますが、ゆっくり回復しているようにも見受けられます。
 
 
日本の2021年の昇給率は、経団連発表によると1.82%とのことで、香港より良い数字になっています。香港政府が8月に発表した香港の月収の中央値はHKD19,600(外国籍のヘルパー除く)、年収ではHKD235,200(約343万円)となりますが、日本の年収の中央値は約370万円ですので、こちらも香港の方が低いようです。しかし、香港は日本と比べて所得税率が低く、住民税はゼロですので、実際の収入は日本より多くなります。
 


 

香港で家購入は妄想?

 

 
「關注青年住屋聯席」と「九十後房屋關注組」のネットと街頭での900人の調査によると、72%が頭金が不足、71%が収入が不足、55%が家の大きさが小さすぎるとなり、家の購入は困難と考えているという結果が出ました。
また、家を買う状況にたいして、55%が「妄想」(考えても無駄)、21%が「幻想」、20%が「夢想」(チャンスはある)と感じているそうです。
 
 
政府発表の収入の中央値は月HKD19,600(約286,000円)なので、もし一般的なHKD600万(約8,760万円)の家を購入する場合は、60%を1.5%の金利で25年のローンを組んだ場合、毎月の支払いはHKD14,400(約21万円)で、収入の7割になり、収入のほとんどが支払いに消えていくことになるそうです。
 
 
HKD600万は、価格的に中古物件だと思います。1.5%の金利は、変動金利で3年から5年後には金利が上昇する可能性が高く、さらに不動産所得税や弁護士費用、固定資産税等もありますので、家の購入は、やはり「妄想」かもしれません。
 
 
先日、友人とレストランに行った時に、レストランのマネージャーが3年前に家をHKD600万(約8,760万円)で購入したと話していました。銀行のローンが20年とのことで、友人は「え?今の年齢で20年後まで支払いできるの?」と心配していましたが、3年後の現在はHKD740万(約1億800万円)になっていると聞いて、納得していました。場所も良いので、まだ上がりそうです。
日本人的思考では、何十年もローン払えるかな?という心配がまず来てしまいますが、頭金+銀行でローンが組めれば、資産を増やすチャンスがあります。
 
 
別の友人は、4年前に1億2千万円で新築を購入、3年経ったので昨年1億5千万円で売ったそうです。香港では、不動産バブルにならないよう、新築物件購入は3年転売が出来ません。
 
 
香港の不動産はコロナ禍でも、安定して上がり続けていますので、購入のハードルも上がり続けています。
 


 

香港コロナ状況

 
現在も香港は引き続き、新規感染は、海外から香港への入境者のみで、香港内感染はゼロが続いています。
 
 
現在のワクチン接種は
1回接種4,604,979(68.4%)
2回接種4,412,754(65.5%)
最新の一日の接種人数9,767
(7日間の平均値は10,689)
となっています。
 
 
免疫の壁を構築するための政府の目標は、9月末までに70%でしたが、1日の接種人数が激減し、目標達成ならずでした。
香港内の感染が落ち着いている状況が続いていることで、警戒心も薄れているのかもしれません。
 
 
香港の長期にわたる入境制限が金融センターの地位に影響しているという声が多くなってきています。規制緩和で感染再拡大の可能性も高いことから簡単には判断できないことですよね。
 


 

日本ロスで、日本食大人気

 
香港人に人気の高い日本。コロナで日本旅行に行けないので、日本が懐かしい〜と香港人はよく言います。香港ではこのような背景で、日本食が大人気です。
 
 
香港のDON DON DONKI(ドン・キホーテ)は2019年7月の初出店から、現在香港に8店舗あり、大盛況となっています。食品、化粧品、日用雑貨、玩具など、日本のものが多数並んでいて、週末や、平日夜10時頃は(現在10時に閉店するレストランが多いため)、レジを待つ人で長蛇の列になっています。10月29日に回転寿司店もオープンしました。
 
 
今月スタッフが行った、ある日本食レストランでは、、、
 
牛角Buffet
 

 
平日17時前にお店に到着。待ち時間ゼロで店内へ。100分食べ放題の店なので、18時半過ぎに店を出ると待ち時間が約200組になっていました。
 
スシロー
 

 
平日16時にお店に到着。待ち時間は80組ほど。40分で席へ。18時前には、番号札の発券も終了していました。週末は、午前中に番号札の発券が終了していることもあるようで、行きたくても、なかなか行けないという状況になっています。同じ人が時間差で何枚もチケットを取ったり、偽造番号札がネットで販売されている状況になっています。
 
 
香港には昔から回転寿司屋は多数あるのですが、スシローは、安くて種類が多く、店内の設計が他とは違い、日本と同じようになっており、日本にいるような気にさせてくれるのが大好評な理由かと思います。
 
 
日本で飲食業を経営されている皆さん、香港出店をご検討されてみてはいかがでしょうか?(汗)
 

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2021年10月29日


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